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校長先生からのメッセージ(6月)

2022/06/27

校長室

「讃美歌が聞こえる学校」

歌は、目に見えにくいものですが、人間にとっては心の深い部分に無意識に影響を与えるものです。子どものころに歌った歌は、大人になってもほとんど覚えており、学校で習った曲だけでなく、子どものころ聴いたり歌ったりしたドラマ、アニメなどの主題歌や歌謡曲、CMソングは、今も曲が流れればつい歌ってしまうこともあるでしょう。

音楽は、人類歴史において、文化や思想、知識を広めるのに有効に用いられてきました。学校制度が本格的に始まった明治維新後の日本の教育においても唱歌が盛んに用いられました。特に、言語活動や言語による理解が十分でない幼少期は、歌を用いて聴覚によって行われる活動が、読み・書きなどの視覚による教育活動以上に効果があり、現在も幼児教育からはじまって、教育全般にわたり歌は大事な役割を果たしています。

明治、大正時代の唱歌は、西洋から入ってきた讃美歌を替え歌にしたものが多くあったと言われています。曲は讃美歌、歌詞は儒教の教えによる道徳教育が唱歌になったものがいくつかあります。近代国家を急いで築くために、国民への教育が重視されました。公教育も私立学校も、海外からの文化や様式をとりいれ、替え歌としての讃美歌が用いられたり、讃美歌をそのまま歌うキリスト教の学校があったりと、讃美歌も教育に影響していました。

三育のどの学校においても創立以来、讃美歌が盛んに歌われてきました。礼拝や宗教プログラムに限らず、朝の会や帰りの会にも讃美歌を歌い、お昼のお弁当の前にも讃美歌を歌っていた時もあります。チャペルや音楽教室だけでなく、毎日いろいろなところから讃美歌が聞こえてきたのが三育小学校です。

コロナ禍になり、それらは一変し、この2年間全く子どもたちの歌声が聞こえなくなってしまいました。様々な活動が制限されたり、中止したりするなか、学校から讃美歌が聞こえなくなったことは、寂しいだけでなく、歌えないということが子どもの情緒や発達においても様々な影響があったのではないかと言われています。自分自身も、歌えない、歌わない、ことによる心の変化を自覚しています。

歌は、人にとってリラックス効果もありエネルギーを高め、人に生きる活力を与えてくれると、多くの音楽家が自らの活動を通して伝えてきました。人の精神と肉体は一体ですので、歌うことは自己の心身のセラピーにもなっていくということです。

そして、讃美歌を歌うということは、音楽活動にとどまらず、目には見えない人の深い部分に無意識に影響をあたえるものです。(宗教的には霊的なものといいます)

讃美歌を歌うことは祈ることと同じです。讃美歌を歌うことは聖書の言葉を全身で感じ、伝えることと同じです。

5月の後半頃から、学校では礼拝で讃美歌を歌うようになりました。そして、先週の祈祷週では学年ごとの特別讃美歌があり、集会前、全児童の讃美の時間がありました。学校に三育の本来の姿が戻りつつあります。まだしばらくはマスクをしたままの讃美ですが、あちらこちらから聞こえてくる歌声が、聞く者に心地よさを与えます。また、歌う者は活気にあふれています。

「キリストの言葉が、あなたがたの内に豊かに宿るようにしなさい。知恵を尽くして教え合い、諭し合い、詩と賛歌と霊の歌により、感謝して神に向かって心から歌いなさい。」(聖書協会共同訳 コロサイの信徒への手紙3章16節)

ご家庭の上に神様からの祝福が豊かにありますようにお祈りいたします。

校長 小原 義信

祈祷週5日目

2022/06/17

学校生活

月曜日から始まった祈祷週も今日で最後です。

これから登壇して司会とお祈りを担当する6年生も少し緊張しながら讃美歌礼拝に参加していました。

お話の前には1年生の可愛らしい讃美、お話の後には6年生が朴先生の母国語である韓国語を交えて讃美しました。

朴先生1週間ありがとうございました。

お話の題:ヤコブ

聖句:ヘブライの信徒への手紙11:21

特別讃美歌:1年生「ひかりひかり」6年生「君は愛されるため生まれた」

    

  

 

 

祈祷週4日目

2022/06/16

学校生活

祈祷週4日目。毎回、登壇する担当者と校長先生で、始まる前に必ずお祈りをします。

毎朝のソングリーダーは児童会の役員さんたちがしています。今日は5年生が緊張しながら担当していました。

声を出して讃美することができて、みんな讃美歌集を見ながら心を込めて讃美していました。

祈りの組も楽しみながら行っています。

お話の題:アブラハム

聖句:ヘブライの信徒への手紙11:8~10

特別讃美歌:2年生

   

    

祈祷週3日目

2022/06/15

学校生活

祈祷週3日目。新しい讃美歌もたくさん覚えました。校舎に讃美の声が広がります。

お話しを聞くだけではなく、祈祷週のしおりに心に残ったことや感じたことや感想を書きます。祈祷週が終わってもしおりを見たらどんなことを聞いたのか思い出すことができます。

お昼休みの祈りの組では、お弁当を食べ終わった子がチャペルで祈り、カードに祈ったことを書いて掲示板に貼っていきます。色々な種類のカードがあり、子どもたちも毎日楽しみにしています。

お話の題:ノア

聖句:ヘブライの信徒への手紙

特別讃美歌:3年生

   

 

 

   

祈祷週2日目

2022/06/14

学校生活

祈祷週2日目。登壇前の緊張した表情ですが、6年生はしっかりと役目をこなしていました。ソングサービスの時間も6年生がリードしています。教室で見ている学年も一緒に参加しています。

祈祷週は朴先生のお話を聞くだけでなく、お祈りをする時間もたくさんあります。朝のお話を聞き終わったあとにはファミリー別(縦割りグループ)に分かれて祈りの組が持たれます。お弁当が終わったお昼休みにも自由参加の祈りの組があります。お祈りしたことをカードに書いて、玄関前の「祈りの輪」ボードに掲示しています。最終日までにたくさんカードでうめつくされることでしょう。

お話の題:エノク

聖句:ヘブライ人への手紙11:5~6

特別讃美歌:4年生(イエスにならって)

    

   

祈祷週1日目

2022/06/13

学校生活

今日から1週間、小田原教会牧師の朴 昌(ぱく ちゃん)先生をお招きしての祈祷週が始まりました。

マスク越しではありますが、声を出して神様を讃美することもできました。一年生も歌集を目で追いながら讃美していました。

お話の題:アベル

聖句:ヘブライの信徒への手紙11:4

特別讃美歌:5年生(イエス様が見つめてくれるから)

紙飛行機大会

2022/06/03

学校生活

児童会主催の紙飛行機大会が開催されました。

各ファミリー(縦割りグループ)に分かれてそれぞれが紙飛行機を折り、体育館に集合します。ファミリーごとに飛行機を飛ばしてよく飛んだ2人が決勝に進み、最後は12人の中から遠くまで飛ばすことができた3人が手作りメダルをもらい、記念撮影をしました。

紙飛行機の作り方、飛ばし方を教えてもらったり、みんなで応援したり、久しぶりに全校児童での遊びを楽しむことができました。

児童礼拝

2022/05/31

学校生活

毎週火曜日の朝に礼拝の時間があります。校長先生やチャプレンの先生、系列幼稚園の園長先生、系列中学校の校長先生始め先生方がお話を担当して下さっています。

今日は三育学院中学校の男子寮寮監長の先生がzoomを通してお話ししてくださいました。

 

校長先生からのメッセージ(5月)

2022/05/27

校長室

「恵みの雨」と「命の水」

 今年度の運動会は、ちょうどいい天候(くもり)に恵まれ、開催することができました。保護者の皆様には、開催のための様々な感染予防の対応にご協力いただき、また、練習してきたことを一生懸命発揮し活躍する児童の姿を応援してくださり、ありがとうございました。

運動会当日の前後は、時折強い雨が降ったり、風や雷もあったりと、安定しない日が続いていました。晴れれば気温も上がり熱中症予防のために水分補給が必要です。これから梅雨の季節にもなりれば、天候不順や気温・気圧の高低差など、体にとってはうっとうしく、子どもの健康にも影響してくるかもしれません。

雨は地を潤し作物の生育のために不可欠です。人間にとっても水は、生きていくために空気に次いで最も重要なものです。これから更に気温が上がれば水分補給がますます必要になります。また、適度な水分補給は、自律神経の働きを整え体内環境を維持する事にも効果的です。入浴や温かいシャワーを浴びることは、血のめぐりを良くし、高い湿度のせいで体内に溜まった汗や老廃物を排出してくれます。

水分補給や入浴も「恵みの雨」によってもたらされた水の効果です。

水以外にも私たちの身の回りには求める前から与えられたり備えられていたり、気付かないうちに沢山の「恵みの雨」が降り注いでいるのです。

聖書の記録には水に関する言葉や物語が多く書かれています。

ある時、イエスキリストは、井戸に水を汲みに来た女性と出会いました。その女性に「水を飲ませてください」と頼みました。その後に続く会話の中で、イエスキリストが与える水は「決して渇くことがなく人の内で泉となって湧き出る」と女性に対して言われました。

人間の体には、水分が子どもで70%、大人で60%ぐらいあると言われています。その内たった数%不足しただけで喉が渇くだけでなく、場合によっては体調不良や脱水症状に至ってしまいます。

イエスキリストが与える水、「命の水」、心の泉と言ってもいいかもしれません。それが渇くと心の脱水症状になるのです。すなわち困難、混乱、痛み、不安の状況から抜け出せなくなってしまう状況に陥ってしまうかもしれません。聖書は、物語の女性が、まさに痛みや困難という暗く深い井戸に落ちてしまった姿を表しているようです。イエスキリストの存在を知った女性は救われ、「命の水」を飲むことができました。それは、自分が愛されている存在であること、生きる意味や価値のある存在であることに気付いたということです。そして、永遠に渇くことのない「命の水」すなわち平安、喜び、赦し、希望で満たされたのです。

三育小学校で聖書を学ぶということは、言いかえれば「恵みの雨」に気付き、「命の水」を飲むことだと言えるのではないかと思っています。

「涸れた谷に鹿が水を求めるように/神よ、わたしの魂はあなたを求める。」詩編42: 2

ご家庭の上に神様からの祝福が豊かにありますようお祈り致します。

校長 小原 義信

 

第63回運動会

2022/05/15

学校生活

皆様のお祈りとご協力により無事に運動会を行うことが出来ました。

前日までの雨のおかげでグラウンドの埃も抑えられ、涼しく気持ちの良い気温も与えられ感謝です。

ラジオ体操でしっかり体をほぐし、学年ごとの徒競走、親子競技、リズム体操、弟妹さんのかけっこ、和太鼓、鼓笛、全校リレーの前には保護者有志によるリレーもできました。写真は競技前の試し走りです。

しっかり休んでまた火曜日に元気に会えるのを楽しみにしています。