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校長先生からのメッセージ(卒業生への言葉)

2022/03/23

卒業生

6年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

威風堂々で入場してくる皆さんの姿を見ながら、6年前、どんな姿で、どんな背丈で、どんな顔で、その当時の6年生に導かれながら入場してきたのかと想像していました。違う小学校で入学した人もその学校の大きな講堂に入場したかと思います。その時のことは覚えていますか?

114㎝、これは皆さんの入学当時1年生のときの平均身長です。ちょうど私のお腹くらいの高さです。今はどうでしょう。平均身長144㎝。既に150㎝を超えている人もいますね。30㎝の成長です。もちろん背丈だけでなく心も成長しました。知的にも精神的にも成長しました。

私は、皆さんとは一年間だけの関わりでしたが、この一年間でも変化している姿、成長していく姿、6年生らしい姿を横から見ていました。とても頼もしく思っていました。

 今日を最後に皆さんの姿を見ることができなくなることはとても寂しいことです。私にとっては、たった一年でもそんな気持ちになるのですから、皆さんは6年間過ごした学校、一緒に過ごしてきた先生方やお友だちとお別れすることは、本当に寂しいのではないかと思います。でも、皆さんは新しい一歩を踏み出さなければなりません。新しいステージに立たなければなりません。

世界の状況が日に日に変わっている時代に私たちは生きています。ウクライナの状況も、報道を見るたびに心が痛みます。世界の平和をどのように実現していくか、皆さんが一歩踏み出したあと、それが大きなテーマであり、あるいは一生をかけての宿題なのかもしれません。

平和を実現するためには、神様が私たちを愛してくださっていることをいつも確認していくことです。それは皆さん一人一人が三育で学んできたことです。卒業祈祷週の話の中にも、それが表れていましたね。

皆さんが選んだモットーの聖句も、正にそのことです。神様に重んじられている自分自身を大切にし、身近な人を思いやり、愛し合うこと。私たちの身近な平和が、世界の平和につながっていくはずです。あなたのいる場所で平和を実現し、平和を築いていってください。

「私から学んだこと、受けたこと、私について聞いたこと、見たことを実行しなさい。そうすれば、平和の神はあなた方と共におられます。」フィリピの信徒への手紙4章9節

この聖書の言葉を私から皆さんに花向けの言葉として贈ります。

 保護者の皆さま、お子様のご卒業おめでとうございます。また、6年間の長きに渡り、三育小学校をお支え下さり、学校の教育活動にご理解とご協力をいただきましたことを心より感謝いたします。皆様と一緒に大切なお子様の成長を喜び確認しあうことができましたことを嬉しく思っております。皆様にお会いできなくなることも寂しいですが、是非これからも時には学校へ足をお運びください。歓迎いたします。

 教室で静かにテレビ画面を視聴しながら卒業式に参加している在校生の皆さん。一緒に参加して一緒にお祝いしてくれてありがとう。大好きな、大切な6年生が卒業していくのはさびしいですね。でも、6年生から受けたこと、優しくしてもらったこと、素晴らしい伝統、6年生の姿を、在校生の皆さんがしっかり受け継いで、4月から新しい学校を築いていきましょう。

 今日までこの6年生、この卒業生と関わってくださり、お支え下さった全ての皆さまに感謝いたします。そして今日まで守り導いてくださった神様に感謝します。

皆様のご健康とご多幸、祝福をお祈りし、また世界の平和をお祈りし、卒業生への言葉といたします。

2022年3月13日

横浜三育小学校校長 小原義信

 

~卒業生~

卒業生が顔を見せにきてくれる場所は、学校だけではありません。
毎週土曜日、聖書を学び、楽しいアクティビティーを行った「教会」にも、長期休みになると多くの卒業生がきてくれます。
先生方も毎週教会にきているので、久々の再会を喜び合うことができます。
先生より背が大きくなり、声も変わり、大きく成長した姿にいつも驚かされます。しかし、大人になった顔にも懐かしい笑顔が残り、何気ない会話の中には変わらない姿もあり嬉しさも感じます。
「学校」と同様に「教会」も、子ども達にとっていつでも帰れる場所です。
いつも応援し、お祈りしています!!

  

卒業生が遊びにきてくれました

1学期最後の日に、横浜三育小学校を卒業した中学生が遊びにきてくれました。
卒業生は「机が新しくなっている」「いすが小さい」などと話し、懐かしい気持ちでいっぱいになったようです。
在校生も大喜びで駆け寄り、学年を超えて仲の良い学校ならではの姿を見ることができました。
そんな中、卒業生の来校に誰よりも喜んだのは、言うまでもなく先生方でした。
6年間という時間を共に過ごし、中学校へ送り出した先生方には卒業生一人ひとりとの思い出があります。
成長した卒業生の姿は、喜びであり、励ましであり、何よりの贈りものです。
横浜三育小学校を卒業した子どもたちは、いつまでも“三育ファミリー”です。
またいつでも顔を見せにきてください。