範
記録的な暑さで始まった夏休みでしたが、どのように過ごされましたか。
学校という集団での学習がいったん止まり、出された課題やそれ以外の体験をしたり、夏休みの期間を満喫されたことと思います。暑くて家から出ませんでした・・・という方も、学校に行っていると普段はすることのできない家事の分担を目にしたり、実際にその一部を家族の一員として担ってみたりする機会もあったのではないでしょうか。
これらの経験は、一人ひとりの力となって、これからの生活の中で役立てることのできるものとなるでしょう。
さあ、2学期が始まりました。成績の括りでは前期の後半(10月6日まで)となり、学期末でもあります。前半のまとめをしっかりして、さらに前進していけたらよいと思います。
学期の初めですので、初心に戻って今年の目標「イエス様のように」をここで再確認してみたいと思います。
私たちの目標は、イエス様の人となり・考え方を模範としています。人からしてもらいたいことを周りの人にしなさい(What Would Jesus Do? イエス様はどうなさる?)・・・を毎日の生活の中で意識して、一つひとつの(一瞬一瞬)場面で活かしていくことをさらに実践してほしいと思います。
三育教育の目指すところは、イエス様によって、イエス様に似せて創造された当初の人間の姿への回復です。一学期よりもさらに一人ひとりが、自分のことばかり、自分にとってよくなることを考えるのではなく、周りにいる人の表情や感情、心情を読み取りながら、感じ取りながら、優しく対応することに取り組んでほしいと願っています。
お友だちに嫌な思いをさせてしまったことがある人は、お友だちのためになることをいつも考える努力を始めてほしいです。授業時間と休み時間のけじめがうまくつけられなかったという人は、しっかりけじめをつけて新たなスタートをしてほしいと思います。授業中の態度があまりよくなかった人は、自分から進んで授業に参加するように気持ちを切り替えて取り組んでみてください。一学期と一味違う取り組みを、今日始めてほしいと思います。
模範とするの「範」の字には、かた・ひながた・手本・モデルというような意味があります。イエス様を模範として2学期のスタートを切ってほしいと思います。
校長 野口秀昭